40代は体にとって大きなターニン
グポイントです。後半生を健康で生き
ていくために「いま」見直す生活習慣
について考えましょう。
~睡眠~
「質のいい睡眠」を実現しましょう。
そもそも人間の体にはどのくらいの
睡眠がよいのか。
米国のある大学と日本対がん協会に
よる共同研究では、1日平均5から6
時間睡眠を取っている人は死亡率がも
っとも低く、1日平均8時間以上眠っ
ている人のほうが高い死亡率を示しま
した。
つまり、睡眠で大事なのは、量では
なく「質」なのです。
短くてもぐっすり眠れるよう、寝室
の照明や寝具を快適なものに替えるの
もいいでしょう。
「最近、疲れが全然とれない、よく
眠れない」という人がいたら、それは
目がパソコンや携帯電話、テレビなど
の「ジャンクメディア」にさらされ過
ぎているせいかもしれません。
脳の働きの大半は「見る」ことに費
やされるので、長時間「画面」を見て
いると目の疲労が脳を直撃し、脳と連
動して頭痛や肩こりなどを引き起こし
ます。
また、脳が緊張しっぱなしになって
いるので、眠れなかったり、眠ってい
ても疲れがとれなくなるのです。
ですから、寝る前の3時間は、あら
ゆる「画面」を見ない習慣をつけるこ
と、質の高い睡眠を得るためにも、寝
る前は、目と脳を十分にリラックスさ
せることが大切です。
~運動~
基本は「歩くこと」
赤筋より白筋を鍛える。
40代からは十分な運動を心がけて
いないと基礎代謝が落ち、筋肉量も減
少してしまいます。
17歳ごろにピークを迎える人間の
筋肉は、何もしないでいると40代で
ピーク時の70%まで落ち込みます。
とくに、人間の筋肉の約70%は下
半身にあるので、衰えるのは下半身か
ら。
筋肉には瞬発系の「速筋(白筋)」
と持久系の「遅筋(赤筋)」の2種類
あって、人間はすべての動作でこの2
つを使い分けているのですが、加齢と
ともに衰えるのは瞬発系の白筋です。
ですから、40歳を過ぎたら白筋を
鍛えるトレーニングがいいでしょう。
一番効果的なのは歩くこと、ウォー
キングです。また、普段ちょっとした
ヒマができたらスクワットをしたり階
段を使うようにするのも効果的です。
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