top of page
塾長

雷神様は稲の奥さん?

更新日:2023年11月13日

 8月は猛暑のため,夕立が起きやす

いですね。そして,雷もよく発生しま

す。

 40年以上前,私が大学生の時,友

達が雷のため,命を落としました。ラ

グビー部に所属していて,試合前であ

ったので,パス練習をしていました。

雨が降り始めて最初の雷が彼に落ちま

した。グラウンドには避雷針がありま

したが,役に立ちませんでした。最初

の雷であったため,気をつけようもあ

りませんでした。不運でした。

 高知県沖でサーフィンを楽しんでい

た若者が落雷のため亡くなったことも

あります。平らな海上で,波の高いと

ころに通電しやすい人が存在したら,

雷はそこに落ちます。

 雷が鳴り始めたら,屋内に避難しな

ければなりません。車の中に避難して

もいいです。グラウンドやゴルフ場の

ような広くて平らな場所に通電しやす

い人が立っていたら,雷は人に落ちま

す。

 避難する場所がない場合,高い木な

どを角度45度で見上げる場所で姿勢

を低くしておくと良いと言われていま

すが,早く屋内や車に避難した方がい

いでしょうね。

 また,一方で雷は農業に福をもたら

します。

 田畑に雷が落ちると空気中の窒素が

固定され,作物が良く育つようになり

ます。窒素は肥料の3要素(窒素・リ

ン・カリウム)のうちの一つだからで

す。  日本人にとって雷神とは「農業神」

でした。雷が鳴ると,稲が妊娠すると

思っていました。だから「稲妻」と呼

びました。

 だから、農家の方は自分の田畑に雷

が落ちるように「雷神様」に祈ったそ

うです。


Comments


bottom of page